サボテン学園
はじめに
サボテンに初めてであったのは小学校の臨海学校に行ったときに買った子吹烏羽玉でした。
その後同級生に、多肉植物を貰ったのが栽培の初めでした。
会社員から大学勤めに転職して、温室を借りて水栽培の研究をしました。
中学時代に近所でサボテン栽培を教えてくれた方が、元東京カクタスクラブの会長だったのが縁で、入会し会合に出席し会誌に投稿しました。
退職してからはずっと縁がありませんでしたが、最近園芸店で普及種の小苗が多く売られているので再開しました。
このHPは水栽培の研究から、東京カクタスクラブのHPとしても作り、しばらく休んでいましたが、再開することにしました。洋ラン学園、ガーデニング学園と合わせて更新していきます2023/05/19
育てている種類
2023年
ここでは、温室無しで育てられ、丈夫で花が咲きやすく、ホームセンターなどで開花株や蕾付き株が価格破壊で手に入る種類を、なるべく広範囲に、買った時のまま植え替えせずに育ててみます。
以前から育てている大球もいくつかあります。
ランポウ玉 白檀 牡丹玉 緋花玉
黄彩玉 王冠竜 新天地 金晃丸
サボテンは南と北のアメリカ大陸だけに分布します。
サボテンの祖先は約2000万年前に、南アメリカの熱帯の密林に「ナデシコ目」に誕生しました。多肉質のポーチュラカと最も近縁とされています。
最初は普通の広葉樹状で、刺があるだけの「木の葉サボテン」というグループでした。乾燥地帯に広がり次にウチワサボテンが生まれ、最後に柱サボテンが分かれました。砂漠の巨木が代表的です。園芸で最も普通の「球形サボテン」は柱サボテンに属します。
球形種にも南米産と北米産がありますが、北米産の方が古くて柱サボテンの草分けに近く、南米産は最新のグループまであります。
表は進化の順に並べてあります。
| 和名 | 学名、年 | 主産国 | 入手 | 径 | 花蕾付 |
木の葉サボテン |
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うちわサボテン |
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| 23/05 |
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南米球形 |
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南米扁平 | 墨こけし |
| ウルグァイ | 23/05 |
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北米扁平 |
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柱サボテン |
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北米球形種 |
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有星類 | ランポウ玉 | A. myriostigma | メキシコ | 23/04 |
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Astrophytum |
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強刺類 | 王冠竜 | F. glaucescens | メキシコ |
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Ferocactus | 王冠竜 |
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| 黄彩玉 |
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| 巨鷲玉 |
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テロカクタス | 獅子頭 |
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Thelocactus |
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マミラリア | 月影丸 |
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| 23/03 |
| 花 |
Mammillaria | 赤花銀手毬 |
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| 23/03 |
| 花 |
| 黄金の司 |
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| 23/06 |
| - |
北米柱 |
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南米柱 |
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南米球形種 |
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ノトカクタス | 金晃丸 | Eriocactus leninghausii | ブラジル | 旧 |
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Parodia | 獅子王丸 | Notocactus submammulosus 1839 | ウルグァイ | 23/06 |
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| 菫丸 | N. uebelmannianus 1968 | ブラジル | 23/04 |
| 花後 |
ギムノカリキウム | 新天地 | G. saglionis, 1840 | アルゼンチン |
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Gymnocalycium | 緋花玉 | G. baldianum1905 | アルゼンチン | 23/04 |
| 蕾 |
| モンビレイ | G. monvillei |
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| - |
| 牡丹玉 | G. friedrichii | パラグァイ | 23/04 |
| 蕾 |
ウニサボテン | 短毛丸 |
| アルゼンチン | 23/04 |
| 蕾 |
| 金盛丸 |
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| 23/06 |
| - |
カマエセレウス | 白檀 |
| アルゼンチン | 23/05 |
| 花 |
マツカナ | 麗髪玉アウレイフローラ | Matucana aureiflora | ペルー/マツカナ | 23/06 |
| - |
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ウチワサボテン
墨こけし
北米球形
有星類
ランポウ玉
マミラリア
月影丸、花後 赤花銀手毬、花後 黄金司
南米球形
ギムノカリキウム
牡丹玉と非花玉 モンビレイ
マツカナ
麗髪玉 Matucana aureiflora
エキノプシス、ロビビア
短毛丸 金盛丸 白檀(カマエセレウス)
2023年
5月 有星類のランポウ玉の開花
サボテンの花 12か月
サボテンはアメリカ大陸だけに産します。
南米大陸の地で約3000万年前に発生したとされ、当時はパンゲア大陸だったため北米大陸総統へも広がっていました。
その後両者は分かれ、約300万年前につながりました。
最初は熱帯雨林で木の葉サボテンと言う刺のある広葉樹で、ウチワサボテンが分かれ、さらに柱サボテンが分かれました。
園芸的に広く栽培される北米と南米の球形種は柱サボテンに属します。
上に書いたサボテン科の遺伝子系統解析による分類の属を別ページに示します。
柱サボテン亜科
マイフェニア亜科
ウチワサボテン亜科
柱サボテン亜科
北米球形種の進化(遺伝子系統樹)とメキシコ北東部の進出経路(分布)
下の種名で代表される北米球形種は、柱サボテン亜科の中で最も古く形成された属群で、北米で単独で進化し、他の属群とは独立な単系統です。
(強刺類)は特に多くの系統の異なる種類が集まっています。サボテンの王様金シャチはエキノカクタスに分類されていますが、近くに生えている王冠竜と近縁です。
マミラリアとその近縁種は最後に現れ最も多くの種類に分化中です。
属別図鑑(準備中、写真は未掲載)
多肉植物
眉刷毛万年青
葉から芽(ベンケイソウ)
キンチョウ Bryophyllum delagoense(錦蝶)
マダガスカル原産で、ベンケイソウ科セイロンベンケイ属(かつてはリュウキュウベンケイ属 Kalanchoe)の多肉植物の多年草
メキシコのサボテンの自生地を見に行ったときに、町の電線についていたのがチランジアでした。
自分ではうまく育てられませんが、花を咲かせたのを紹介していただきました。
また都内文京区の東大植物園の温室で咲いていました。
2023/05/18
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2007/01/29